持続可能な農業基準の第1.4版では、農場要件カテゴリーの名称が変更されました。この記事では、何が変更されたのか、また何故それが重要で、あなたにどのような影響があるのかを説明します。
農場要件カテゴリーの名称が変更となった理由とは?
認証プログラムは進化しています。 我々は持続可能な農業基準に加えて、再生型農業、気候、暮らしという、3つの重要な影響分野に特化した、新しい専門的な認証ソリューションの開発を進めています。これらは、既存の認証保有者には追加オプションとして、また新規パートナーには独立したオプションとして提供されます。生産者にとっては、より市場へのアクセスを拡大し、専門的な取り組みをアピールする機会となります。また、企業向けには、ESG報告の強化と持続可能性のリーダーシップを支援します。これらの新しいソリューションの第一弾である「再生農業基準」は、2025年にリリースされる予定です。
実際には意味するところは?
これらの新しいソリューションをサポートするため、農場レベルの要件の名称と構造が簡素化されました。第1.4版以降、「持続可能な農業基準」でも、「再生農業基準」のような新しい基準でも、すべての基準は共通の構造を土台として作成されることになります。
基本要件はすべての基準に適用されます。これらは、すべての認証農場が遵守しなければならない必須事項です。
専門および継続的改善要件は、各基準の特定の焦点を反映しています。一部複数の基準に適用されるものもありますが、すべてに適用されるわけではありません。
カテゴリーに関わらず、すべての要件は必須要件です。以下の図では、各基準におけるこれらの要件の関連性を示しています。
この変更によってもたらされる影響とは?
これまで、農場要件は6つのカテゴリーに分類されていました。主要要件、必須のスマートメーター、必須改善要件(レベル1およびレベル2)、自己選択型スマートメーター、自己選択型改善要件の6つです。
これらを以下の3つのカテゴリーに再編し簡素化しました。 主要要件、専門要件、継続的改善要件です。これらの要件カテゴリーはすべて必須となります。この簡素化により、現在、また今後新しく基準を導入する際にも、農場要件カテゴリーが使いやすくなりました。