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Our new Regenerative Agriculture Standard - Farm Requirements, Supply Chain Requirements, and accompanying Annexes are now in effect as of 1st March 2026. To learn more, click here!

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頂上への競争:責任の共有への新たな取り組み

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レインフォレスト・アライアンスでは、持続可能な世界への唯一の道は、公平な道だと考えています。つまり、サプライチェーン全体に持続可能性の価値とリスクが公平に分散されるべきという共有の旅路です。これが、レインフォレスト・アライアンス認証プログラムが責任の共有への取り組みを基盤としている理由です。

2020年、強化版 「持続可能な農業基準」 を公表した際、レインフォレスト・アライアンス認証を受けた農作物の買い手が農場生産者を経済的に支援するための2つの仕組み、「サステイナビリティ差額(SD)」と「サステイナビリティ投資(SI)」を導入しました。 私たちの目標は、生産者が必要とする投資支援を自ら定義してもらうことで、持続可能な農業の実践を促し、それに報いることでした。これらの革新的な取り組みは、大胆かつ野心的なものでした。生産者の交渉力を高め、企業が自らの投資効果を実感できるようにすると同時に、サプライチェーン全体でより強固な持続可能性への取り組みを促進することを目的に設計されたものです。この5年間で、私たちは貴重な知見を蓄積してきました。これをもとに責任の共有への取り組みを再評価し、さらに強化していきます。

傾聴、学び、適応:継続的な改善への取り組み

2023年、2020年持続可能な農業基準の徹底的な評価を委託し、責任あるサプライチェーンを発展させる上で、SDおよびSIがどの程度効果的であるかを評価しました。この調査では、データ分析、世界中の利害関係者へのインタビュー、ケーススタディを行い、これらの仕組みがどの程度うまく機能しているかを検証しました。

この総合的な協議と見直しという過程を経て、私たちのアプローチはシステム全体の変化を促すことを目的として設計されたものでしたが、業界状況に適しているセクターもあれば、そうでないセクターもあることが分かりました。全体にわたってより効果的な取り組みにするため、私たちはより使いやすく、さまざまな市場の現状により適したモデルへと簡素化を進めています。最終的な目標は、「より多くの」資金を農場生産者に届けることです。

以下に、この再調整の結果と、新たな責任の共有への取り組みについて詳しく説明します。

概要:2025年10月から適用される変更点

私たちの新たな「共有責任」への取り組みは、2025年10月、「持続可能な農業基準」の第1.4版とともに正式に開始されます。 今後数か月で、レインフォレスト・アライアンスはすべての影響を受ける利害関係者に、移行についてご案内していきます。

  • 用語の簡素化:利害関係者から、「SD」および「SI」という用語が過度に複雑であるというフィードバックをいただきました。このため、今後は「プレミアム」という用語を使用することになりました。  

  • 投資の合理化:これまでSDとSIの両方を通じて行なわれていた投資(現金または金銭支払いおよび現物)を、数量ベースの単一かつ簡素化されたプレミアムに統合しました。

  • 交渉可能なプレミアム:多くの部門では、プレミアムの金額は(以前のSDとSIの場合と同様に)生産者と企業の間で交渉されます。カカオについては、これまで最低SD額が設定されていましたが、これに相当する最低プレミアム額を維持します。生鮮果物については、これまで最低SI額が設定されていましたが、この額はプレミアム全体の一部として、交渉可能となりました。この変更により、生産者はプレミアムを実際のコストに合うように、柔軟に調整できるようになります。 茶類については、これまで通り、ブランド主導の企業による確約でプレミアムが決定されます。

  • ユーザーフレンドリーなデータ収集:プレミアム要件および関連データの収集が簡素化されました(詳細については、以下の「サプライチェーン要件の変更」の章をご覧ください)。

  • 農場への直接投資:プレミアム支払い以上のことを行い、数量に関係のない農場または農場生産者団体に特定の投資を行いたい企業やブランド向けに、私たちは持続可能な農業基準の枠組みの外でそのような投資を行うための仕組みを開発しています。この仕組みの最初の試みは2025年に開始される予定です。

  • 責任の共有を提唱: 世界的なインフレによりコストが上昇している農場生産者にとって、プレミアム価格の水準を全面的に見直す良い機会です。この新しいプレミアムに関するデータを収集することで、農場生産者団体や農場生産者への貢献の傾向と実態を把握することができます。新たな取り組みの有効性をモニタリングすることで、持続可能性に対する経済的な責任の共有を提唱し続ける上で、貴重な洞察が得られると考えています。

サプライチェーン要件と農場要件の主な変更点については、以下をご覧ください。

サプライチェーン要件の変更

  • これまで最低SD額が設定されていた場合(例:ガーナのカカオ協会およびコートジボワールのカフェ・カカオ評議会(Conseil du Café-Cacao)との過去の合意によるカカオ)、私たちはそれに相当する最低プレミアム額を維持します。しかし、最低SI額が設定されていた部門(例:生鮮果物)では、今後プレミアム額が交渉可能となりました。茶類の場合、プレミアム額はこれまで通り企業の確約によるブランド主導で決定されます。

  • データ報告に関する要件は大幅に簡素化されました。今後は、企業と農場認証保有者の間で合意したプレミアムのみを報告する必要があります。これはレインフォレスト・アライアンスのトレーサビリティプラットフォーム上で行う必要があります。

  • プレミアムはすべて現金または金銭による支払いをしなければならず、(かつてのSI支払いのように)現物支給は認められなくなりました。これまで通り、企業は農場認証保有者と、支払われるべきプレミアム金額、および期間/周期ごとの支払い条件を明記した契約書または署名済みの合意書を締結しなければなりません。

農場要件の変更

  • 農場生産者および農場生産者団体は、プレミアム支出に関する詳細な報告書をレインフォレスト・アライアンスに直接提出する必要がなくなりました。ただし、引き続き記録を残し、資金が農場生産者または労働者に確実に還元されるようにする必要があり、また認証機関はこれらの記録を確認し、遵守状況を検証します。この取り組みは、生産者および農場生産者団体が、これらの資金をそれぞれのニーズに合わせてどのように使用するかを決定する上で、最適な立場にあることを認めるものです。

  • 農場責任者は、企業と農場認証保有者で合意したプレミアムの金額について、引き続き文書で記録し、報告を行う必要があります。これはレインフォレスト・アライアンスのトレーサビリティプラットフォームで行う必要があり、今後はこれが保存されるプレミアムの唯一のデータ項目となります。さらに、企業は今後、プレミアムを現物支給ではなく現金または金銭的支払いで、農場認証保有者に支払うことが義務付けられました。また、農場認証保有者は、農場の団体構成員にもプレミアムを現金または金銭で支払わなければなりません。

  • これまで、農場団体責任者は、SDの100%の金額を農場団体構成員に分配するよう求められていました。第1.4版の基準においては、農場団体責任者は、プレミアムの少なくとも40%を団体構成員に現金または金銭で分配し、残りのプレミアムの支払いは団体管理の改善に投資することができるようになりました。  コートジボワールのカカオ認証保有者の場合、プレミアムの50%を団体構成員に支払う必要があり、50%を団体管理への投資に充てることができます。

今こそ行動を起こす時

市場は、最も迅速かつ拡張性のある変化の担い手となる可能性を秘めています。 そのため、私たちは新たな責任の共有の取り組みにより、レインフォレスト・アライアンス認証を取得している生産者が、バイヤーから適正なプレミアムを受け取りやすくするとともに、長期的に幅広い変化を促進するために必要な財務上の透明性を確保しました。

同時に、認証が第一歩に過ぎないことも認識しています。レインフォレスト・アライアンスは、企業に対して、持続可能性の旅を「頂点への競争」として考えるように呼びかけています。人々と自然のために、企業が互いに切磋琢磨しながら、より高い目標を目指す競争です。

生産者に投資を行う企業、責任ある調達をサプライチェーンに組み込む企業、あるいは情報に基づいた選択をする消費者など、そのすべての力を合わせれば、私たちの最も重要な製品の背後にある人々を尊重し、次世代へと続く農業の未来を強化する農業システムを構築することができます。