
文書名 | 付属文書 指標 |
文書コード | A—SRCL-B-CH |
版 | 1.1 |
対象者 | 農場認証保有者 |
強制力 | 拘束力のある文書 |
発効日 | 2026年3月1日 |
失効日 | 別途通知があるまでの間 |
公開日 | 2025年9月17日 |
関連文書(該当する場合、文書の番号と名称) | |
本文書の発行により廃止される文書 |
本文書の内容について
この付属文書は、レインフォレスト・アライアンスの持続可能な農業基準の要件1.7.1の実施に関する、追加の拘束力のある情報を提供するものです。ここでは、農場認証保有者が毎年収集・提出する必要のある指標を示しています。特に指定がない限り、認証保有者は毎年、前年と同じデータを収集しなければなりません。ここでいう「前年のデータ」とは、前回の審査から今回の審査までの期間のデータを指します。例えば、2026年10月に審査が行われる場合、該当するデータ収集期間は2025年10月から2026年9月までです。このデータは、2026年10月の審査の際に確認対象となります。
生産者団体内の農場で、年間を通して異なる時期に内部監査が実施される場合、収集される農場レベルのデータは、内部監査の月の直前12か月間を反映する必要があります。例えば、次の審査が2026年10月に予定されている場合、生産者団体全体の情報は前回の審査(2025年10月)から2026年10月(の審査)にできるだけ近い時期までの期間を対象とします。団体構成員が2026年3月に内部監査を受けた場合、その農場レベルのデータは2025年4月から2026年3月の期間を対象とする必要があります。
さらに、複数の農作物で認証を受けている認証保有者の場合、データ収集は認証農作物のうち、最も取扱数量の多い作物に焦点を当てて行います。
本文書を用いるべき時と使い方
本文書は、レインフォレスト・アライアンスの持続可能な農業基準の要件1.7.1に関係して求められる指標について、および適切かつ正確にデータを収集する方法についての情報を、認証保有者に提供します。認証機関は、この要件の実施に関する詳細を確認するために、本文書を参照しなければなりません。
本文書の内容は、誰でも理解できるよう概要レベルにとどめています。より詳細な情報は、レインフォレスト・アライアンスの「手引き書:データ項目」およびその他の関連する手引き書をご参照ください。用語の定義は、レインフォレスト・アライアンス付属文書用語集をご覧ください。
この「付属書 指標」は、以下の3つの主要な章から構成されています。
基本指標
持続可能な農業基準の指標
再生農業基準の指標
基本指標は、すべての基準に共通して適用されます。その他の指標は、それぞれの基準の章に記載され、該当する基準に応じて適用されます。
第1.0版から第1.2版への改訂による変更点
項目 | 変更内容 |
本文書の内容について | 改訂:認証保有者が収集するデータがどの期間を反映すべきかについて、文章を更新し、変更および明確化を行いました。 |
本文書を用いるべき時と使い方 | 改訂:新しいレイアウトの説明文を追加しました。 |
指標データ項目の適用対象 | 文章を明確にしました。 |
スケジュールの適用範囲の説明 | 改訂:指標データの収集期間に関して、明確にしました。 |
基本指標 | 新導入:レインフォレスト・アライアンスが指標の種類を分類し、基本指標をすべての基準に適用される指標として整理しました。なお、基本指標自体は新規ではなく、分類方法を変更しただけです。 |
持続可能な農業基準 | 調整:当該基準下の指標のレイアウトを変更しました。 |
再生農業基準の指標 | 新規:再生農業基準の指標が追加されました。 |
再生農業基準の指標 | 注記:持続可能な農業基準と再生農業基準の両方に取り組む認証保有者向けに、再生農業基準の指標の下に注記が追加されました。この注記により、各指標について、両基準に対して一度ずつ報告すればよく、別々に提出する必要はないことを明確にしています。 |
指標データ項目の適用対象
データ項目の適用対象は、チェックマークで示されます。チェックマークは一般的に「どの主体またはレベルからデータが収集されるか」を表します。
ただし生産者団体の場合は、チェックマークの有無にかかわらず、データの収集およびRAプラットフォームへの報告に対して、常に団体責任者が最終的な説明責任を負うことに注意してください。生産者団体における指標は、内部監査または自己査定の際に、毎年報告される必要があります。さらに生産者団体の場合、団体責任者は、データ収集サンプルが内部監査サンプルと一致する農場についてデータを報告する必要があります。
団体認証 | 個別認証 | |||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 | |
個別認証の小規模農場と大規模農場にチェックマーク | ||||
個別に認証された小規模農場または大規模農場は、これらのデータ項目を収集する必要がある。 |
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団体責任者にチェックマーク | ||||
このデータ項目は、生産者団体全体に適用され、団体を管理する職員が、団体の全構成員(小規模と大規模の両方)と各自の業務に関して、このデータ項目を収集する責任を負う。 |
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団体認証の大規模農場にチェックマーク | ||||
大規模農場の管理者が、その農場のデータ項目を収集する責任を負う。団体責任者は、農場がこれを実施できるよう支援するとともに、データの提出に関する最終的な責任を負う。 |
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団体認証の小規模農場にチェックマーク | ||||
このデータ項目は、小規模農場に適用され、団体責任者が収集しなければならない。 |
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団体認証の大規模農場と団体責任者にチェックマーク | ||||
大規模農場の管理者が、その農場のデータ項目を収集しなければならない。一方、団体責任者は、団体内の小規模農場(該当する場合)のデータ項目に対応し、かつ団体内の大規模農場を支援する。 |
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団体認証の小規模農場と大規模農場にチェックマーク | ||||
このデータ項目は、団体内の小規模農場と大規模農場に適用されるが、小規模農場のデータ項目は団体責任者が収集する。 |
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団体認証の小規模農場、大規模農場、団体責任者にチェックマーク | ||||
このデータ項目は、団体内の小規模農場、大規模農場、団体責任者に適用される。 |
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指標
基本指標
前年の認証農作物の推定生産量(kg)
説明:
認証農作物の総生産量の推定値。前年の数値を見積もりで算出します。
認証農作物の前年の推定生産量を記録しておくことにより、生産者と団体責任者が農場の管理を向上させ、健全な農業の実践方法を推進し、サプライチェーンに透明性をもたらせるようになります。この指標は、現行年の収穫量見込みの傾向をとらえるという点でも重要です。推定値は実際の収穫量と比較されます。これは、レインフォレスト・アライアンス認証制度とトレーサビリティ・システムの信頼性を確保することにもつながります。
データ収集:
数値として収集する。
認証農作物の総生産量の推定値をキログラムで報告する。
報告対象となるのは前年のデータ。
レインフォレスト・アライアンスの「手引き書G:収穫量推定」をご参照ください。この手引きでは、各作物のさまざまな生産状況を取り上げています。収穫量推定の正確さを高めるための基本原則について説明しています。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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前年の認証農作物の推定生産量(本数):花卉のみ
説明:
認証農作物の総生産量の推定値。前年の数値を見積もりで算出します。
認証農作物の前年の推定生産量を記録しておくことにより、生産者と団体責任者が農場の管理を向上させ、健全な農業の実践方法を推進し、サプライチェーンに透明性をもたらせるようになります。この指標は、現行年の収穫量見込みの傾向をとらえるという点でも重要です。推定値は実際の収穫量と比較されます。これは、レインフォレスト・アライアンス認証制度とトレーサビリティ・システムの信頼性を確保することにもつながります。
データ収集:
数値として収集する。
認証農作物の推定総生産本数。
報告対象となるのは前年のデータ。
レインフォレスト・アライアンスの「手引き書G:収穫量推定」をご参照ください。この手引きでは、各作物のさまざまな生産状況を取り上げています。収穫量推定の正確さを高めるための基本原則について説明しています。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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農場面積(ha)
説明:
認証農場の総面積。この指標の狙いは、認証総面積の最新記録を保持することにあります。この情報は、認証保有者または各団体構成員の認証の範囲を確認するうえで必要となります。生産者団体の場合は、レインフォレスト・アライアンスが提供する団体構成員登録(GMR)フォームを使用して、この情報を収集することができます。
データ収集:
数値として収集する。
生産者は、土地の所有権/使用権に関する文書(登記簿、借用書、保有証明書など)と地所の地図を組み合わせて使用することで、レインフォレスト・アライアンスの提供するフォーム(GMR、レインフォレスト・アライアンスのプラットフォームなど)に記載された認証範囲に含まれる総面積を記録する。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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生産面積(ha)
説明:
認証農作物の生産面積。認証保有者または各団体構成員の認証の範囲を確認する上で必要な情報の一部として、認証総面積の最新記録を保持することとします。
データ収集:
年初に行う年間管理計画の更新作業の間に行う。
内部監査に先がけて変更点を確認し、更新する。
土地の所有権 / 占有権に関する書類(権利証書、賃貸契約書、占有証明書など)と、当該物件の地図を併用する。生産者は、認証の対象範囲に含まれる総面積を、レインフォレスト・アライアンスが提供する様式(GMR、プラットフォーム)に記録しなければならない。
文書間の不一致がある場合はそれを特定して記録することで、レインフォレスト・アライアンスまたは認証機関による確認や検証の際にレインフォレスト・アライアンスのフォームに登録されたデータを証拠と突き合わせて確認できるようにする。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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児童労働、強制労働、ジェンダーに基づく差別、その他の差別、職場内暴力とハラスメントに関する報告された事例の件数(ジェンダー別)
説明:
苦情処理委員会が報告した件数の合計をジェンダーごとに示したもの。児童労働、強制労働、ジェンダーによる差別、その他の差別、職場内暴力とハラスメントの各カテゴリーに分類される。
データ収集:
前年のレインフォレスト・アライアンスのプラットフォームで報告されたデータ。
関連情報 :
レインフォレスト・アライアンス「手引き書E:苦情解決制度」
レインフォレスト・アライアンス「手引き書R:事前評価対処監視ツール」
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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児童労働、強制労働、ジェンダーに基づく差別、その他の差別、職場内暴力とハラスメントに関する確認された事例の件数(ジェンダー別)
説明:
苦情処理委員会が確認した件数の合計をジェンダーごとに示したもの。児童労働、強制労働、ジェンダーによる差別、その他の差別、職場内暴力とハラスメントの各カテゴリーに分類される。
データ収集:
前年のレインフォレスト・アライアンスのプラットフォームで報告されたデータ。
関連情報:
レインフォレスト・アライアンス「手引き書E:苦情解決制度」
テンプレートおよびツールについて:レインフォレスト・アライアンス「手引き書R:事前評価対処監視ツール」
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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児童労働、強制労働、ジェンダーによる差別、その他の差別、職場内暴力とハラスメントに関する是正された事例の件数(ジェンダー別)
説明:
是正された件数の合計をジェンダーごとに示したもの。児童労働、強制労働、ジェンダーによる差別、その他の差別、職場内暴力とハラスメントの各カテゴリーに分類される。
データ収集:
前年のレインフォレスト・アライアンスのプラットフォームで報告されたデータ。
関連情報:
レインフォレスト・アライアンス「手引き書S:改善プロトコル」
テンプレートおよびツールについて:レインフォレスト・アライアンス「手引き書R:事前評価対処監視ツール」
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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持続可能な農業基準の指標
持続可能な農業は、かつてないほど重要になっています。持続可能な農業基準は、生産者がより良い農作物を栽培し、生産性を向上させ、持続可能性なパフォーマンスについて有意義な洞察を得て、最大のリスクに投資を集中できるよう、実用的な枠組みと的を絞った刷新を提供するものです。持続可能な農業基準の指標は、認証保有者が持続可能性の進捗を追跡し、進化する市場へのアクセスを確保するとともに、社会的・環境的影響に関する報告をするよう高まる声に応えるための手段を、企業に提供することを目的としています。
農場あたりの日陰樹の種の数
説明:
農場に存在する日陰樹の種の総数。
この指標は、農場あたりの日陰樹の種の多様性を増やすことで、土壌品質を改善し、生物多様性を保全し、水源保護を最適化し、また炭素隔離を通じて気候変動の緩和策に寄与することを狙いとしています。
データ収集:
数値として収集する。
RA認証農作物の生育場所で日陰樹として使われている樹木の種の数を数える。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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1ヘクタールあたりの日陰樹の数
説明:
RA認証農作物を栽培する農場1ヘクタールあたりに存在する日陰樹の総本数。この指標は、農場あたりの日陰樹の数を増やすことで、土壌品質を改善し、生物多様性を保全し、水源保護を最適化し、また炭素隔離を通じて気候変動の緩和策に寄与することを狙いとしています。
データ収集:
数値として収集する。
1ヘクタールあたりの日陰樹の数を数える。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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有機肥料の使用量(リットルまたはキログラム単位)
説明:
この指標は、過去1年間に農場の認証農作物に対して使用された有機肥料の量を追跡するものです。このデータを使用して、翌年の肥料使用効率を改善するための手段を特定し、実施することを狙いとしています。このデータ項目について、レインフォレスト・アライアンスは「用語集」で定義した「有機肥料」のみを対象とします。ただし、ここでいう有機肥料とは市販の肥料のみを指し、動物の排泄物由来の有機肥料は含まれません。
データ収集:
数値として収集し、キログラム(kg)またはリットル(ℓ)で報告する。
RA認証の主要作物に対して、農場で使用される有機肥料の総量。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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無機肥料の使用量(リットルまたはキログラム単位)
説明:
過去1年間に農場が認証農作物に使用した無機肥料の総量を記録します。このデータは、翌年の肥料使用効率を改善するための機会を積極的に特定し、実施するために活用されます。
データ収集:
数値として収集する。
RA認証の主要作物に対して、使用される無機肥料の総量。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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農薬の使用量(リットルまたはキログラム単位)の内訳:殺虫剤・殺鼠剤・殺菌剤・除草剤・その他
説明:
前年に農場で使用された農薬の総量。
この指標の狙いは、持続可能な病害虫管理の実践を確認することにあります。年間の農薬使用量を正確に把握することで、責任のある使用方法を奨励し、環境への影響を最小限に抑え、毒性の高い農薬や禁止農薬の使用を削減することにつながります。
データ収集:
リットルまたはキログラムで数値として収集する。
認証保有者が農薬とその使用記録を使用して、前暦年に認証農作物に対して使用した農薬の総量に関する情報を収集する。農薬データは、殺虫剤、殺鼠剤、殺菌剤、除草剤、その他に分類される。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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灌漑用水の使用量(リットル)
説明:
灌漑に使用した水の総量。
1年目から灌漑用水の使用量を追跡することによって、効率的な水源管理を促進し、それによって、生産者が水の消費状況を把握し、水資源を最適化し、持続可能な農業の実践方法を支えられるようにします。
データ収集:
注:このデータ項目は、農場の灌漑が報告される場合のみ適用されます。
灌漑に使用した水の総量をリットル単位の数値で示す。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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加工用水の使用量(リットル)
説明:
前年の間に、レインフォレスト・アライアンス認証作物の加工処理に使用された水の総量。この指標の狙いは、効率的な水源管理を促進することにあります。加工用水の使用量を記録することにより、生産者は消費状況を把握し、水資源を最適化し、持続可能な農業の実践方法を支えられるようになります。
データ収集:
注:生産者団体が一元的な加工処理施設を持っている場合のみ、団体責任者に適用されます。
加工処理に使用した水の総量をリットル単位の数値で報告する。
加工処理施設に設置してある水量計の読み取り値をもとに、使用水量を(加工の頻度に応じて)記録する。測定単位を確認し、必要に応じてリットルに換算する。
加工処理施設に水量計システムが利用できない場合は、加工活動のために収集した水量を測定する。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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加工用木材の使用量
説明:
前年にレインフォレスト・アライアンス認証農作物の加工処理に使用した木材の総量。この指標の狙いは、効率的な木材の管理を奨励することにあります。木材の使用量を記録することで、生産者が消費状況を把握できるようになります。
データ収集:
注:生産者団体が一元的な加工処理施設を持っている場合のみ、団体責任者に適用されます。
加工処理のために使用した木材の総量をキログラム単位の数値で報告する。
加工処理のために購入または使用した木材の量を記録する。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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自然植生に覆われた農場面積の割合
説明:
農場内で自然植生に覆われている部分の総面積。
この指標の狙いは、自然植生に覆われている部分を維持して、年間の進捗を記録することで、状況を把握することにあります。農場の総面積に占める自然植生の割合が10%を下回った場合、または耐陰性農作物を生育する農場で15%を下回った場合は、改善目標を設定して行動を実践することにより、この基準値を長期的に維持します。
データ収集:
生産者は、自然植生に覆われた部分の面積を測定し(ポリゴンまたは他の特定された方法を使用する)、データ項目フォームで報告する。
報告対象となるのは前年のデータ。
レインフォレスト・アライアンスの手引き書M:自然生態系と植生を参照してください。保全用地および生産用地(アグロフォレストリーの日陰樹の範囲など)の自然植生面積の測定方法についての手引きを提供しています。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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化石燃料の年間総使用量
説明:
認証農作物の生産と加工処理のために使用した化石燃料の総量を測定するものです。これには、ディーゼル、ガソリン、液化石油ガス(LPG)(プロパン)、石炭、天然ガス、油などの燃料が含まれます。燃料の使用量は、定置型設備での消費(例:ボイラー、乾燥機)か移動型設備での消費(例:トラクター)かにかかわらず、燃料の体積(リットル、立方メートル)または重量(kg)で報告します。バイオ燃料の使用は含まれません。目的は、農場での典型的な燃料使用量を評価し、効率化や削減の方法を見つけることです。
データ収集:
注:生産者団体が加工処理のために化石燃料を使用している場合のみ、団体責任者に適用されます。
加工・生産工程における化石燃料の使用量。
リットル、キログラム、立法メートル単位の数値で示す。
報告対象となるのは前年のデータ。
レインフォレスト・アライアンス「手引き書N:エネルギー効率」を参照してください。認証保有者がレインフォレスト・アライアンス持続可能な農業基準の農場要件に従ってこの情報を記録するための手引きを提供しています。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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電力の年間総使用量(kWh)
説明:
電力の総使用量の指標は、加工処理機械の使用をはじめ、認証農作物の生産と加工処理のために使用した電力の総量を指します。農場内の再生可能エネルギー源(太陽、風力、水力)および電力網からの供給電力の両方が含まれ、使用した電力のキロワット時で報告します。 目的は、農場での典型的な電力使用量を評価し、効率化や消費削減の方法を見つけることです。
データ収集:
注:生産者団体が加工処理のためにエネルギーを使用している場合のみ、団体責任者に適用されます。
キロワット時(kWh)の数値で収集する。
報告対象となるのは前年のデータ。
レインフォレスト・アライアンス「手引き書N:エネルギー効率」を参照してください。認証保有者がレインフォレスト・アライアンス持続可能な農業基準の農場要件に従ってこの情報を記録するための手引きを提供しています。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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再生可能エネルギー源(太陽、風力、水力、バイオ燃料)の種類
説明:
再生可能エネルギーの使用(あり・なし)、および使用したエネルギーのタイプ(太陽、風力、水力、バイオ燃料)。この指標の狙いは、再生可能エネルギー源を採用する機会を報告または特定することにあります。これにより、温室効果ガスの排出と大気汚染を削減し、気候変動の緩和策および近隣コミュニティの福祉に寄与することができます。
データ収集:
農場が再生可能エネルギーを使用しているかを特定し、使用している場合はそれを記録する。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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再生農業基準(RAS)の指標
再生農業とは、土壌健康の改善、生物多様性の向上、生産性向上のために、自然と調和して行う農業の方法です。この手法は、生産者がより強靭な農場を構築し、気候変動や経済的課題に対応できる能力を高めることを支援します。
再生農業基準を通じて収集されるデータは、計画の立案、農場の再設計、サプライチェーンとの連携に役立つとともに、環境の健全性、農場管理、農家の生計といった幅広い分野における継続的改善の必要性を浮き彫りにします。
再生農業認証によって追跡される主要な成果:
土壌の健全性:有機物量、構造、肥沃土の改善による潜在的な収穫量の増加。
投入効率:外部からの投入材の使用削減と栄養循環の改善によるコスト削減。
気候変動に対する回復力:気候変動、病害虫などに対する耐性の強化。
市場機会:差別化された市場への参入とサプライチェーンでの認知向上。
生産者の福祉とネットワーク:生計の向上と生産者間の連携強化。
農場あたりの日陰樹の種の数
説明:
農場に存在する日陰樹の種の総数。
この指標は、農場あたりの日陰樹の種の多様性を増やすことで、土壌品質を改善し、生物多様性を保全し、水源保護を最適化し、また炭素隔離を通じて気候変動の緩和策に寄与することを狙いとしています。
データ収集:
数値として収集する。
レインフォレスト・アライアンス認証農作物の栽培区域内で日陰として利用されている樹木の種の数を数える。
報告対象となるのは前年のデータ。
*認証保有者が持続可能な農業基準に基づく認証を受けている場合、この指標は一度のみ報告されます。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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1ヘクタールあたりの日陰樹の数
説明:
RA認証農作物を栽培する農場1ヘクタールあたりに存在する日陰樹の総本数。農場あたりの日陰樹の数を増やすことで、土壌品質を改善し、生物多様性を保全し、水源保護を最適化し、また炭素隔離を通じて気候変動の緩和策に寄与することを狙いとしています。
データ収集:
数値として収集する。
RA認証作物栽培区域内の1ヘクタールあたりの日陰樹の本数を数える。
報告対象となるのは前年のデータ。
*認証保有者が持続可能な農業基準に基づく認証を受けている場合、この指標は一度のみ報告されます。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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農場内の在来樹木種の数
説明:
この指標は、農場内に存在する異なる在来樹木種の総数を測定するものです。自然発生のものと意図的に植えられたものの両方が対象となります。この指標は、農場の樹木多様性を反映し、地域生態系がどの程度保全または再生させられているかを示すものであると同時に、生物多様性の保全を促進し、農場の回復力を強化します。在来樹木は、アグロフォレストリーシステム、圃場の境界沿い、防風林地、あるいは林間放牧などの生産システムに組み込まれて存在する場合がある。
データ収集:
数値として収集する。
農場内に存在する異なる在来樹木種の総数を数える。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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農地におけるアグロフォレストリー実施面積の割合
説明:
この指標は、農場全体のうちアグロフォレストリーシステムで管理されている面積の割合を測定するものです。生物多様性の向上、土壌健全性の改善、水資源の保護、農場全体の回復力の強化のために、生態学的農業手法がどの程度反映されているかを反映しています。
データ収集:
農場の総面積に対する割合(%)として収集する。
小規模農場の生産者団体の場合は、団体のデータ収集範囲に含まれるすべての農場の平均比率を報告する。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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自然植生に覆われた農場面積の割合
説明:
農場内で自然植生に覆われている部分の総面積。
この指標は、農場全体のうち、自然植生として維持・再生されている部分の割合を即知恵するものです。これには、原生林、アグロフォレストリーシステム、河畔緩衝帯、または農業活動によって大きく改変・劣化していない非耕作地が含まれます。自然植生を維持することは、生物多様性の保全を支え、土壌および水質を改善し、農場全体の回復力強化につながります。
データ収集:
農場総面積に対する割合(%)として収集する。
小規模農場の生産者団体の場合は、団体のデータ収集範囲に含まれるすべての農場の平均比率を報告する。
生産者は、ポリゴンやその他適切な方法を用いて自然植生に覆われた面積を測定し、RACPの指標調査に報告する。
報告対象となるのは前年のデータ。
*認証保有者が持続可能な農業基準に基づく認証を受けている場合、この指標は一度のみ報告されます。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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無機肥料の使用量(リットルまたはキログラム)
説明:
前年に、主要な認証農作物に対して施用された無機(合成)肥料の量。単位はキログラム(kg)またはリットル(ℓ)で示します。この指標のモニタリングにより、生産者は養分管理を最適化し、過剰な投入を減らし、土壌および環境の健全性を支えることができます。
データ収集:
数値として収集し、キログラム(kg)またはリットル(ℓ)で報告する。
主要作物に対して、使用される無機肥料の総量。
報告対象となるのは前年のデータ。
*認証保有者が持続可能な農業基準に基づく認証を受けている場合、この指標は一度のみ報告されます。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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有機肥料の使用量(リットルまたはキログラム)
説明:
前年に使用された有機肥料の量。
有機肥料には、植物性・動物性由来(堆肥、家畜の排泄物、泥炭、スラリーなど)の肥料が含まれます。有機肥料の使用を監視することは、責任ある養分管理を支援し、土壌の健全性を向上させ、持続可能な農場手法を促進します。
データ収集:
数値として収集し、キログラム(kg)またはリットル(ℓ)で報告する。
主要作物に対して、使用される有機肥料の総量。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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農薬の施用回数
説明:
この指標は、前年に作物に対して何回農薬が施用されたかを測定するものです。農薬使用の頻度を追跡することで、生産者が情報に基づいた判断を行い、統合的病害虫管理(IPM)などの手法を採用するのを促進します。これにより自然の病害虫防除が促進され、作物や土壌の健全性とレジリエンス(回復力)が高められます。
データ収集:
数値として収集する。
有効成分ごとの農薬施用頻度。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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有効成分ごとの農薬施用量(kg/ha)
説明:
この指標は、前年に農作物に対して施用された農薬の量を、有効成分ごとに区分して測定するものです。
データ収集:
数値として収集する。
有効成分ごとの農薬施用量。
1ヘクタールあたりの量をキログラム(kg)で報告する。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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例外措置のもとで使用された有効成分の数
説明:
この指標は、RAの「例外的な仕様に関する方針(EUP)」または「緊急使用申請」のもとで認可され、前年に農作物に対して施用された有効成分の数を測定するものです。EUPの使用を追跡することで、責任ある農薬管理を保証し、再生農業基準への遵守を支援し、より安全かつ持続的な病害虫管理を促進します。
データ収集:
数値として収集する。
許可され使用された、EUPに掲載されている有効成分および / または緊急使用申請の総数。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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更新または再生の実践が行われている生産面積の割合
説明:
この指標は、更新または再生の実践が行われている生産面積の割合を測定するものです。これには、剪定など、農場の状況に応じた手法が含まれます。これらの実践をモニタリングすることは、作物の健全性、生産性、および長期的な農場の回復力向上を支援します。
データ収集:
数値として収集する。
更新および/または再生の実践が行われている生産面積の平均比率。
パーセンテージで報告する。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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被覆作物、マルチ、および/または柔らかい雑草によって覆われている生産面積の割合
説明:
被覆作物、有機マルチ、または自然発生した柔らかい雑草によって土壌が覆われている生産面積の割合。土壌被覆の維持と監視は、土壌の健全性を支え、土壌侵食を防ぎ、水分を保持し、また生産者が長期的な農場の回復力を向上させるために再生農業の実践に取り組んでいることを示します。
データ収集:
数値として収集する。
被覆作物、マルチ、および/または柔らかい雑草で覆われている生産面積の平均比率。
パーセンテージで報告する。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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土壌侵食の割合
説明:
この指標は、土壌侵食によって影響を受けている生産面積の割合を測定するものです。
土壌侵食の監視は、等高線植え、マルチング、アグロフォレストリー、被覆作物栽培などの土壌保全の取り組みの有効性を評価するのに役立ち、それによって土壌の健康状態や長期的な農場のレジリエンス(回復力)の向上を支えます。
データ収集:
数値として収集する。
土壌侵食を受けている生産面積の平均比率。
パーセンテージで報告する。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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土壌有機物の含有率および / またはミミズの数、および / または微生物数
説明:
再生農業の手法における土壌の健全性を監視するため、生産者は以下の指標の1つ以上について、報告を選択できます。土壌有機物、ミミズ数、および / または微生物数。これらの指標はいずれも、健全で活き活きとした土壌システムの重要な側面を反映しています。
データ収集:
数値として収集する。
土壌有機物は、パーセンテージで報告する。
ミミズの数は、体積(Kg/ha)として報告する。
微生物の数は、土壌1グラムあたりの数で報告する。•小規模農場の生産者団体の場合、報告対象として選択した指標のうち、いずれかの平均値とする。
報告対象となるのは前年のデータ。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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灌漑用水の使用量(リットル)
説明:
農場で灌漑に使用された水の総量(リットル)。1年目から灌漑用水の使用量を追跡することによって、効率的な水源管理を促進し、それによって、生産者が水の消費状況を把握し、水資源を最適化し、持続可能な農業の実践方法を支えられるようにします。
データ収集:
注:農場で灌漑が行われ、その実施が報告されている場合のみ適用されます。
灌漑に使用した水の総量をリットル単位の数値で示す。
報告対象となるのは前年のデータ。
*認証保有者が持続可能な農業基準に基づく認証を受けている場合、この指標は一度のみ報告されます。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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加工用水の総量(リットル)
説明:
前年の間に、レインフォレスト・アライアンス認証農作物の加工処理に使用した水の総量 。加工用水の使用量を追跡することにより効率的な水源管理を促進し、それによって生産者は消費状況を把握し、水資源を最適化し、持続可能な農業の実践方法を支えられるようになります。
データ収集:
注:団体責任者については、生産者団体が一元的な加工処理施設を持っている場合のみ適用されます。
リットル単位の数値。
加工処理施設に設置された管理記録システムに基づき、使用した水の総量を記録する。測定単位を確認し、必要に応じてリットルに換算すること。
記録システムが利用できない場合は、加工活動のために収集した水量を測定する。
報告対象となるのは前年のデータ。
*認証保有者が持続可能な農業基準に基づく認証を受けている場合、この指標は一度のみ報告されます。
適用対象:
団体認証 | 個別認証 | ||
小規模農場 | 大規模農場 | 団体責任者 | 小規模/大規模 |
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その他の情報
本付属文書(第1.0版)の初版日:2025年3月3日
「拘束力のある」と記載された文書は、認証に際して遵守する必要があります。「任意」または「拘束力のない」と記載された文書は、読者が要件やその他の拘束力のある情報を正しく理解し、その実施を支援するための非義務的な情報を提供しています。
翻訳免責事項
翻訳版に記載された情報の正確な意味について質問がある場合は、英語の公式版をご参照ください。翻訳により生じた誤りや意味の差異には拘束力がなく、審査や認証には一切影響しません。
レインフォレスト・アライアンスの書面による事前の同意なしに、本付属文書の複製、変更、配布、または再発行をすることは固く禁じられています。
詳細について
レインフォレスト・アライアンス認証の取得については、カスタマーサクセスチーム(customersuccess@ra.org)までお問い合わせください。
レインフォレスト・アライアンスの詳細については、https://www.rainforest-alliance.org/ja/ にアクセスするか、info@ra.orgまたは レインフォレスト・アライアンス アムステルダム事務所(Rainforest Alliance Amsterdam Office, De Ruijterkade 6, 1013AA Amsterdam, The Netherlands)にお問い合わせください。























































































































